好きなものと好きなものを組み合わせたらもっと好きなものができあがる、というのはカレーうどんの例を引くまでもなく、よく言われていることです。
ということで今回は僕の好きなものを組み合わせてみた記事です。
僕はルービックキューブも好きですが、NBAも2010年くらいからけっこう好きで、最近はよくチェックしています。
NBAとはちなみにアメリカ4大スポーツリーグの一つで、バスケットボールのプロリーグです。
ルービックキューブほどの知名度を誇るアイテムであれば、NBAプレーヤーとの関連も何かしら見つけられるだろうと思い調べてみました。
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Marvin Williams (マービン・ウィリアムズ)
早速ちゃんと揃えてる動画が見つかりました。
1分59秒42と、sub2分でキューブを完成させています。
解法はCFの一種でしょうか? 早送りなのでよくわかりませんけど。
マービン・ウィリアムズは2005年にドラフト2位という高順位で指名された、スター候補の一人でした。しかしNBA入り後はスターとして頭角を現すことができないまま今に至っています。
毎シーズン平均10点前後をマークできる選手ではありますが、同じ2005年のドラフトでは、デロン・ウィリアムズ(3位)やクリス・ポール(4位)といった、現在ではリーグでもトップスタークラスの実力を持つ選手が彼よりも低い順位で指名されましたので、彼の指名から溢れる失敗感がいや増しています。
でもルービックキューブを2分以内で揃えられる選手はNBAの中にもそういないでしょう(クリス・ポールなんかはサクッと揃えそうな気もするけど)。
Chris Andersen(クリス・アンダーセン)
Chris Andersen encourages children to solve Rubik’s Cubes
クリス・アンダーセンという、ハデなタトゥーで有名な選手(知らない人が初めて見たらわりと引くくらいハデ)もルービックキューブとつながりがありました。
2011年の秋にコロラド州で開かれたColorado Springs Cool Science Festivalというイベントの中で、ルービックキューブの大会が行われ、クリス・アンダーセンはその大会にMCとして登場したとのこと。カラフルなタトゥーがルービックキューブととってもマッチしていて素晴らしい人選ですね(?)。
当時アンダーセンはコロラド州デンバーを本拠地とするチーム、デンバー・ナゲッツに在籍していました。
なお、WCAの大会記録を見てもその時期にコロラド州での大会開催は無いのでWCAとは関係のない大会かと思います(ルールも学校対抗のチーム戦だったようだし)。
ちなみにこの大会で最も速いタイムを出したのは高校生の少年で、12秒くらいだったそうです。
2011年2月のコロラドスプリングスでの大会にPatrick Kellyという人が参加して優勝しているけれどこの人かな? まあこれは単なる勘ですがw
さて、アンダーセンですが、タトゥーに目が行きがちですけど、リバウンドやブロック、エネルギッシュなディフェンスなど、体を張ったプレーができるセンターとして非常に価値の高い選手です。
昨季は、開幕当初はどのチームとも契約に至ることができませんでしたが、シーズン途中にマイアミ・ヒートに拾われてからはその守備力を遺憾なく発揮してリーグ優勝に貢献しました。
高さ不足が唯一ともいえる弱点だったヒートにとっては願ってもない人材がFA市場に残っていてラッキーでした。
今季も引き続き3連覇を目指すヒートで頑張るみたいです。
ちなみにあだ名は "バードマン"。
Ricky Rubio(リッキー・ルビオ)
@rickyrubio9 explaining the Rubik's cube solution to @RealDwill7
最後はリッキー・ルビオ。僕がNBAで一番好きな選手です。スペイン人です。
ミネソタ・ティンバーウルブズというチームに所属しています。
リンク先はチームメイトであるケビン・ラブのインスタグラムで、ルビオが同じくチームメイトのデリック・ウィリアムズにルービックキューブを教えている写真が投稿されています。
このことに関してもっと詳しい記事は無いかと調べてみたらさらにおもしろい記事があり、
Ricky Rubio not only has a throwback game, he has a throwback means of entertaining himself
これを読むと、ルビオは昨季のリハビリ中にルービックキューブに興味を持って解法を勉強した、、という経緯が読み取れます。
ケガから復帰できた今もキューブを続けているかは分かりませんけど、キューブ好きの僕からしてみたらこういう写真や記事を見るだけで好感度がさらにうなぎ上り。
(ついでにこの記事にTyson Maoがコメントしていてちょっと笑いましたw)
選手としてのリッキー・ルビオはまさに"神童"。なんと弱冠14歳にしてスペインのリーグでプロデビューという恐るべき経歴を持っています。
プレースタイルはパスを重視するポイントガードで、広い視野を生かした華麗なパスワークがとにかく魅力的です。
そしてイケメン。
そんな彼が期待を一身に背負い、満を持してNBAにやってきたのが2011年。果たしてNBAでも通用するか?という疑問をあっさり跳ね返してルビオはチームのスターターに定着することに成功しました。
ところが2012年の3月、試合中に左膝の前十字靭帯を断裂するという大怪我を負ってしまいます。
そっから手術と長いリハビリを経て、同年の12月についに復活したルビオは再び持ち前の華麗なパスワークを発揮し始めました……が、その年はチームに怪我人が続出。満身創痍のティンバーウルブズは結局勝ち越すこともできず、プレーオフ進出はかないませんでした。
そんなルビオが、やっと怪我から復帰したチームメイトたちとともに真の力を発揮するときがやってきました。
今シーズンのティンバーウルブズには、何かやってくれそうな面子が引き続き揃っています(怪我さえなければ)。
シーズン開幕は10月末です。ぜひチェックしてみてください。
……なんかCMチックになってしまいました。
ルービックキューブファンだけど特にNBAに興味は無いよという方は、ぜひこの記事で紹介した「ルービックキューブと関わりある選手」を応援してみてくださいね。
★その他かかわりがありそうな人たち
そのまま記事にしても良かったんですけど優先順位的にこうなりました。
Kendall Marshall(ケンドール・マーシャル)
これはフェイクですねw
ていうかショートコントっぽくも見える。
なおESPNにも記事がありました。
ルームサービスがキューブを持ってきたのがきっかけでこんな動画を撮ることになったようです。
はたして彼はその後 "本当に" 揃えられるようになったのでしょうか?笑
ちなみに彼はフェニックス・サンズの一員。
昨季がルーキーイヤーでしたが、なかなか思うように力が発揮できず、結局チームでは2番手ポイントガードに甘んじてしまいました。
さらに今オフには同じポジションに強力な補強があったため、出番はさらに限られてきそうです。
がんばれマーシャル。
Eitan Chemerinski(エイタン・チェメリンスキ)
もはやNBAでもないんですけど、コーネル大学のバスケチームの動画です。
LBLで揃えてます。
こんな感じでキューブ揃えさせられたことある人、けっこういるんじゃないですか?w
この動画で惜しいのは、F2L2段目の最後の赤緑エッジのところのミスですよね。この凡ミスさえなければもっと早く揃え終わっていたはず……おそらく本人も同じ気持ちだったでしょうw
ちなみにコーネル大学は超名門大学なので、バスケチームにルービックキューブを揃えられる人がいるのもうなずけます。
彼はユダヤ系アメリカ人で、高卒時にはもっと強いバスケチームがある大学にも入れるポテンシャルはあったのですが、バスケよりも学問と宗教を重視した結果、コーネルを選んだそうな。
彼はバスケの道は結局選ばなかったのかな?と調べてみたら、ちょうど今年卒業でしたが、ドラフトにはエントリーしていませんでした。学問を究めることにしたのかな。
おしまい。