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 そういえば、3月に見つけていたんだけど、こういうものがあったのを思い出しました。

 Roux Method Creation (Interview with Gilles Roux)

 Roux Methodの作成秘話的な、Gilles Roux氏へのインタビュー記事です。
 英語なので、英語があんまり得意でない人は、ワタシが適当に作った翻訳をお読みください(つづきから展開)。


 ちなみに最近の計測では、2回ほどSub15を捕獲しました。
 まだいける!

 (1)14.98 = [ 13.35, 14.16, 15.63, (20.07), 14.44, 16.92, (12.76), 14.47, 15.42, 18.23, 13.52, 13.65 ]

 14.26 = [ 14.38, 13.61, 15.17, 14.82, 14.01, 14.44, 15.92, (12.76), (16.88), 13.23, 13.40, 13.66 ]

――――

Roux Method作成秘話(Gilles Roux氏へのインタビュー)
by Sillas (2012年3月16日)

 これは、Gilles Roux氏へのインタビューです。Roux氏は、効率的な3x3のメソッドを開発し、それを用いて速くなったことでよく知られています。Roux Methodの開発者です(wiki)。

Location: フランス
Date: 2012年3月14日

――あなたが新しいメソッドを開発しようと思った動機は何ですか?

 キューブを解く自分なりの方法を見つけたかった。できるだけシンプルで、効率のいいやり方をね。
 F2LとOLLとPLLの手順を覚えてみようともしたが、私は神経細胞の数がそんなに多くないほうなので、全ての手順は覚えられないと思った。

――自分のメソッドを作ろうという考えを抱いたのは、いつですか?

 2003年の夏。

――自分のメソッドを作る前は、どんなメソッドを知っていましたか?

 他の多くの人たちと同じように、私もキューブを解くのにできる全ての方法を探求した。あらゆるテクニックの良い点悪い点を理解したり、他の人のようにあらゆるステップでのピースの組み合わせを想像しようとしたり、分かりきったことをやり直したり、他の人が後に発表するようなことを編み出したりした。
 自分のテクニックを使うと決める前は、私はLars Petrusのアプローチを取っていて、そこそこ速かった。

――あなたのメソッドに何か改善点はあると思いますか?

 潜在的な改善点はある。でも、それがタイムの改善につながるのかどうかはわからない。単純であれば、先読みもたやすいからね。いつの日かきっと、non-matching F2BやKCLL、LSEの最適化、さらに色々なトリックを使いこなせるクレイジーなキューバーが現れるだろう。でも、それは私ではないよ。

――あなたのメソッドを編み出すにあたって、どんな課題や障害がありましたか?
――メソッドを編み出すにあたり、最も時間を割いたのはどんなことですか?
――完成前に修正しなければならなかった欠陥などはありましたか?
――メソッドを作り上げるのに、どのくらいかかりましたか?


 それは主に、基本のアイディアを得られるかどうかの問題だった。知っての通り、うまくいかなくて、15年もかかった。
 どうやって思いついたのか話してみよう。ちゃんと思い出せたらね。
 初心者だったころ、私はだいたいいつもラストレイヤーのエッジを揃えてキューブを完成させていた。いくつかの手順はスライスムーブを多用していて、理解しやすく、また人間工学的だと気づいた。それらの手順を間違えてしまった時、私は最後のパートで5~6個のエッジをキープしておいても、何も複雑にならないことに気が付いた。
 「エッジラスト」メソッドのアイディアは当然ながら新しいだけだった。それより以前に、私はすでに「コーナーファースト」メソッドを検証していた。「コーナーファースト」は、コーナーを揃えた後にキューブ全体のエッジを揃えなくてはならず、先読みが難しかったため、明らかにそれらのメソッドは比較的劣っていたというのが私の考えだった。
 MとUの回転はキューブを「T」のアルファベットに見えるようにするけど、そのMとUの回転でキューブを完成させる前に、効率の良いやり方でまず1x2x3のサイズのブロックを2つ作れるのではないかと私は考えた。2~3個のピースを同時に揃えられるよう気を配りながらね。
 私はできるだけシンプルなメソッドを作りたかったので、ほんの少しのトリックで最後の6つのエッジをとてもシンプルに揃えられることに気づいた時は嬉しかった。
 メソッドをエレガントなものにするために一番大変だったのは、最後のコーナーを揃える新しい方法を探すことだった。私は馬鹿げた手順をたくさん覚えるのは嫌いだったが、結局そうなってしまった。コーナー手順を全て覚えるのに6ヶ月もかかった。
 このアルゴリズムの限界をフォーラムで話し合っていた時のことを覚えている。私は16秒を期待していた。それは、私がF2L+OLL+PLLで出せると想像していた限界タイムと同じタイムだった。:-)

――メソッドの体系化と開発はどうやって行ったのですか?

 ええと、私が異なるサブステップをどうやって着想したか説明した時に、もう答えは出ていると思う。
 ファーストブロックに関しては特筆すべきことはあまり多くない。あれは他のメソッドでいうファーストレイヤーのように、主に効率的で直感的なブロックビルディングで、2~3個のピースを同時に入れるんだ。セカンドブロックに関しては、出くわすパターンの手順をたくさん公開しているけど、それらは練習の中で自然に見つけることもできる。
 最後のエッジについては、向き合わせとUL/URエッジは簡単なトリックで揃えられる。
 そして最後のコーナーは、単なる手順だ。QTMに優しい手順を見つけるのに、JelinekのACubeが役に立った。

――あなたは、このメソッドが最も効率的で有名と考えられるメソッドの一つになると予想していましたか?

 予想していなかったよ。「スタンダード」より速いとは思われなかったからね。
 ただ私は、CFOPとこのメソッドで、同じくらいのタイムが出せると期待していたよ。でも、時々わからなくなるけどね。特に、全然速く揃えられない時なんかは。

――お答えいただきありがとうございました。

"I believe in intuition and inspiration. Imagination is more important than knowledge. For knowledge is limited, whereas imagination embraces the entire world, stimulating progress, giving birth to evolution. It is, strictly speaking, a real factor in scientific research." Albert Einstein

 Gilles Roux's tutorial
 Waffle's Roux Tutorial
 5BLD's and PandaCuber's Roux Tutorial

 Forum Thread about that interview

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