お久しぶりです。
キューブの練習と言えば……「ひたすらそろえる」ですが、ただ漫然とそろえるのではなく、何かを意識してそろえることでパフォーマンスが飛躍的に上がる、ということはあると思います。
皆さんもキューブをいっぱい解くとき、何となく漫然とソルブしていませんか?
それとも、何かを意識して解いていますか。
「先読み気を付ける」
「止まらないように」
僕もなるべく意識するようにしています。
でも、実を言うと、そういう意識が頭から抜けている時があるのも事実で、そういうときはけっこうパフォーマンスが落ちてます。
なので、もっとちゃんとしっかり意識するために、こういう企画をやろうと思います。
「何を意識しながら解くとパフォーマンスが上がるか」
ルール。
始める前に、まず意識する「課題」を決めます。
例:「ゆっくりなるべく止まらないように」
その課題を常に意識しながら50回ソルブします。ソルブ1回ごとインスペクション前にはっきりと「ゆっくりなるべく止まらないように」としっかり意識をします。
50回揃えたら記録を取って感想を書きます。
終わり。
……これだとあまりにもつまらないです。
なので、トーナメント方式にしたいと思います。
「は??」と思った人もちゃんとついてきてください(いや、ついてこなくてもいいですが)。
エントリーする「課題」は以下の8つです。
エントリー
1. 「とにかく先を読む!」
大昔から言われ続けてきた、キューブの基本。それは先を読むこと。これを意識するだけで絶対にソルブはよくなる。
2. 「絶対あせらない」
どんなに先が読めても、あせってひっかけてしまったらそれで台無し。また、あせらないことで先が見えるようにもなる。たとえミスっても、あせらない、あせらない、一休み、一休み。
3. 「無駄な手禁止」
ついついはさんでしまう無駄なAUF、先が読めないと適当にくるくる回してしまう癖。ゼロコンマを争うスピードキューブに、そんな無駄な手が許される余地があるとでも思っているのかい?
4. 「とにかく速く!!」
スピードキューブ=スピード競技。何も難しく考えることはない。とにかく速く回せばいいだけだ。
5. 「とにかく華麗に!!」
世界記録の動画を見る時、一般の人はそのタイムに驚くが、我々スピードキュービストは実のところ、その華麗なテクニック、パフォーマンスに目を奪われていることに気づくだろう。華麗さこそが、スピードキューブの真髄。速さはその副産物だ。
6. 「無心」
邪念があるからソルブに綻びが出る。隙の無いソルブをする唯一の方法は、全ての邪念を消し去ることのみ。呼吸を整え心を無にせよ。煩悩め、死ねェー!
7. 「もし失敗したら地球滅びる」
君の本気を引き出すために、地球には滅びてもらうことにした。もし、君がキューブをしっかり揃えられない場合、その失敗は地球の磁場とか炭素循環とかリマン海流とかと相互に影響し合い、エントロピーがしっちゃかめっちゃかに増大し、なんやかんやあって地球は滅ぶ。地球を救いたければキューブをちゃんとそろえるしかない。
8. 「キューブすげー楽しいいいい!」
好きこそものの上手なれ、ということわざを知らないのかい? 楽しむ気持ちを忘れないこと、それが上達への一番の近道。全ての物事に通ずる、唯一の王道だよ。
8つ適当に上げてみました(ほんとに適当ですね)。
これらを意識しながら、50回ソルブします。それを1セットとします。1セット終わったら、次は意識を変えてもう1セットやります。
その結果が良かった方の課題が勝ち抜きです。
これを優勝が決まるまでのんびりやります。1回につき100ソルブでエントリー数が8ですから全部で700ソルブ。ほどよい感じですね。
今回はソルブまではやりませんが、組み合わせ抽選だけはやりたいと思います。
適当に乱数を作ってくれるアプリを使います(めんどくさいのでエクセルでやりました)。
ということで、組み合わせです。
第一試合
1. 「とにかく先を読む!」VS 4. 「とにかく速く!!」
第二試合
6. 「無心」VS 3. 「無駄な手禁止」
第三試合
7. 「もし失敗したら地球滅びる」VS 5. 「とにかく華麗に!!」
第四試合
2. 「絶対あせらない」VS 8. 「キューブすげー楽しいいいい!」
(なお、いきなり最初から「地球滅びる」とかが来たら嫌だったので、1は固定しました)
ということで物凄く独善的な企画ですけど一人で面白がってやります。
みなさんはどれが優勝すると思いますか。
僕は全然わかりませんがふつうに「先を読む」か「あせらない」が勝ちそうな気がしますね(自分のさじ加減な部分もあるけど)。
もし気になったら皆さんもやってみてください。思わぬ成果が得られるかも。
ではファーストラウンド第一試合お楽しみに。そのうちやります。
http://kasocube.blog.shinobi.jp/Entry/206/新しい企画